アニメ視聴記録『SHIROBAKO』
『SHIROBAKO』というアニメを見た
書き出せば本題に入る前にいろいろと出てしまうので割愛。ここではあくまでも視聴後の覚書程度にとどめる。
感想
総合的にいい作品だった、と断言できる作品。2クール24話の構成が綺麗にまとまっている。
問題提起は分かりやすく、主人公の宮森が抱える『どうしてアニメを作るのか?』という部分。これは『アニメ業界』というよりは『仕事』をテーマとしている本作では『どうして仕事をするのか?』という問いかけに繋がる。これが24話を通して、メイン5人に加えて多くの仕事仲間の視点から語られていく。
いわゆる群像劇スタイルではあるが、あくまでも主となる視点は宮森に当てられている。アニメの現場における製作進行というポジションであるため、他の4人(原画、声優、3D、シナリオライター)のような専門的な視点ではなく、専門知識のない視聴者としては感情移入が非常にしやすかった。
また、そうした感情移入のし易さから始まる物語ではあるものの、後半になるにつれて宮森の有能さがどんどん出てくるため、視聴者は引っ張られるような感覚になり、ある種のカタルシスを得られる。これは水島監督の前作であるガールズ&パンツァーでも似た感覚があったので、安心感がある。
細かな部分ごとの感想は割愛。大まかには、1クール目がオリジナル作品の『えくそだすっ!』、2クール目が原作あり作品の『第三飛行少女隊』を作るというもの。また、主人公の宮森は『えくそだすっ!』では新人として周囲に振り回される立ち回りではあったが、『第三飛行少女隊』では新人ながら製作進行のデスクとして働くことになる。
また、アニメの主線はそうした宮森に置かれながら、『えくそだすっ!』では友人である原画の絵麻に焦点が当てられ、『第三飛行少女隊』では残り三人に焦点が当てられていた。細かくは、しずかが大きなカタルシス担当、美沙が『仕事』という問題提起に直接的に当たる担当、みどりは補佐的に働くシナリオ回し担当といったところ。この辺りは、制作進行、原画、声優、3D、シナリオライターと、それぞれの職種を意識したものに感じられる。このあたりもガールズ&パンツァーにおけるあんこうチームの役割分担に似たものを感じる。
シナリオとしてはギャグとシリアスの分配が非常にうまい。リアルな世界を描くだけにガス抜きにもなっていた。特に同僚の高梨太郎は、序盤では迷惑なキャラクターとしか思えないものなのに、終盤になるにつれてそのキャラクター性のブレなさから逆に安心感を覚えるほど。
シナリオのギャグ部分で言えば、23話の出版社に乗り込むシーンであるが、非常に思い切った構成だと感じた。後半にしずかの輝くシーンがあるからこそ、その緩急をつけるためのギャグパートであったのだろうが、クライマックス間近でここまで外してくるとはと感じるほどだった。
最終的な締めも、物語が完全に終わる、という切なさを残すものではなく、まだ続いていくというもので、キャラクターが夢を追い続けるということにもつながっている。
来年2月には劇場版としてその後の話が描かれるようなので、気になるところ。
以上。
Fate/Grand Order 第一部終了からの第二部へ
・Fate/Grand Order第一部完!
2016/12/25。無事に2016年中に人理を守ることが出来ました。スマートフォン向けゲームとしては、異例と云えるほどのウェイトのあるストーリーで、満足感の高い作品でした。プレイ後の余韻も強く、いろいろと考えさせられてしまうほどです。
そんなわけで、ちょっとした感想や考察をしてみましょう。
もちろんクリア前提のネタバレありなので、未クリアの方はご注意ください。
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徒然と日々を綴ってみようと思って
初めまして。こんにちは。
吾妻巧(あがつまたくみ)と申します。
思い立って、以前まで使っていたブログを心機一転、新しいブログにしてみました。
今更ながら文字書きの練習としてブログをちまちまと書いて行こうと思います。
ではでは、取り急ぎ最初の記事はこんなところで。